出羽紙器製作所 × CHANGE(チェンジ)特別インタビュー - CHANGE(チェンジ)

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出羽紙器製作所 × CHANGE(チェンジ)特別インタビュー 出羽紙器製作所 × CHANGE(チェンジ)特別インタビュー

株式会社チェンジ・ザ・ワールド 斎藤 菜月

こんにちは!株式会社チェンジ・ザ・ワールドで広報・PRを担当していますmush(マッシュ)こと、斎藤菜月です。

今回は、CHANGE(チェンジ)初のオリジナル商品「ソーラーフードドライヤー」を一緒に制作した株式会社出羽紙器製作所さまにお話を伺ってきました!

取り扱う製品やサービスは異なりますが、環境・社会課題に対する想いに共通するところが多く、とても面白いお話を伺うことができました。ぜひ最後までご覧ください。

今回お話を伺ったのは

株式会社出羽紙器製作所 山形工場 営業担当 左:折原友子様 右:伊藤 圭祐様

株式会社出羽紙器製作所 山形工場 営業担当
左:折原友子様 右:伊藤 圭祐様

株式会社出羽紙器製作所

1959年創業。それまで木製箱を使用していた青果物梱包において、段ボールが主流となることをいち早く予見し、販売活動を開始。東京に本社、新所沢・埼玉・山形に工場を構え、段ボール製品の一貫提案体制を確立している。近年は運送用の段ボール箱のみならず家具や玩具、防災用ベッドなど様々な製品開発にも取り組んでいる。

段ボールを進化させて、世の中をハッピーに

今回はソーラーフードドライヤーを作るにあたって、お力を貸して頂きありがとうございます。私たちは「スマホで買える太陽光発電所CHANGE(チェンジ)」を社内で0から作りましたが、形あるものづくりははじめてでした。何度も改善のご提案を頂き、お陰様でとても良いものが作れたと思っています。

ご満足頂けたようで嬉しいです。当社も今回の開発に携わらせて頂き、段ボールを使ったアイデアはまだまだ沢山ありそうだなと、可能性を感じることができました。

出羽紙器製作所さんの提案力や、すぐにサンプルを作ってくださるスピード感に驚きました。早速ですが、段ボール製品の製造や提案をするにあたって、会社として心がけていることはありますか?

代表の小林が常々言っていることなんですが、「段ボールを進化させて、世の中をハッピーに」ということを当社の使命としてます。梱包材としての段ボールは、中身の商品が主役で、お客様に届けるという役割を果たしたら資源ごみになってしまいます。その段ボールをただの梱包材だけではなく、コロナ対策用の段ボール製のパーテーションなど、世の中のお役に立てる形に進化させ、スピード感をもってお客様に提案することをいつも心がけています。

まさに段ボールでこんなことができるんだということを実感できた取り組みでした!

私たちのサービスの説明を簡単にさせて頂きます。「スマホで買える太陽光発電所CHANGE(チェンジ)」は、自宅や土地に太陽光パネルを置くところがなくてもいつでも、どこでも、手軽に、お好きな金額からクリーンエネルギー活動と資産運用ができるサービスです。

今回ソーラーフードドライヤーを企画したのは、「ソーラーシェアリング」方式で環境に配慮した太陽光発電所を設置しているという取り組みを伝えるためでした。「ソーラーシェアリング」とは農地の上に太陽光パネルを設置して、農業を続けながら太陽光発電も一緒に行う手法のことで、CHANGE(チェンジ)でも耕作放棄地を再生した上で積極的に導入しています。

ソーラーシェアリングの風景

ソーラーシェアリングの風景

この取り組みをわかりやすく伝えるために、実際に「ソーラーシェアリング」方式で採れた野菜を召し上がって頂く、さらにその野菜を太陽の力でもっとおいしくする方法を提案できたら面白いのではないかというところから企画は始まりました。

電気式のフードドライヤーはあっても、段ボール製のソーラーフードドライヤーは恐らく日本初だと思いますので、しっかり形にできて良かったです!

段ボールにはまだまだ無限の可能性がある、ということを私たちも今回の取り組みを通じて気づかされました。

出羽紙器製作所 山形工場

出羽紙器製作所 山形工場

梱包材業界も「脱プラスチック」の流れ

出羽紙器製作所さんを知ったきっかけは、コロナ対策用の段ボール製パーテーションが取り上げられた新聞記事でした。

※参考:ウイルス飛散防止に段ボール製パーティション 山形県の製造会社

コロナという大変な社会課題に対して、段ボールを活かして素早く製品を提案している会社があることを知り、「この会社さんとなら一緒にものづくりができるのではないか」と連絡をさせて頂きました!

コロナ対策用の段ボール製パーテーションは、お陰様で沢山のお問合せを頂き、お客様のお役に立つことができました。何事もそうなのですが、スピード感が重要ですね。今すぐにどうにかしたい、使いたいというお客様もたくさんいましたので、世の中の半歩先を見ながら、スピーディーに提案しお届けできて良かったです。

出羽紙器製作所制作:ダンボールパーテーション

出羽紙器製作所制作:ダンボールパーテーション

世の中の動きに合わせて柔軟に対応されているところがとても印象的でした。

こういった素早いアクションができる理由は何ですか?

「失敗してもいいからチャレンジして、面白いことをどんどん考えていこう」

当社の営業もそうですが、会社全体で意識して取り組んでいることです。代表も「何事もチャレンジすることが大事で、失敗は次に繋がるから」と会社として挑戦を後押しする雰囲気があります。私達もお客様のご要望に、どんどん挑戦して応えていきたいと思っています。

当社の代表の池田も、「チェレンジする人を応援する文化、そして、失敗を許容する文化をつくりたい」とよく言っています。お互い失敗してもいい、挑戦することが重要という共通した考えがあることが嬉しいです。

ところで、梱包材としての段ボールの取扱いが多い中で、どういったご要望をお客様から頂くことが多いんですか?

例えば、最近「脱プラスチック」に世の中が変わろうとしている中、梱包材も今まで発砲スチロールやプラスチックを使っていたパーツを、全部段ボールにできないかというご要望を頂くことが増えてきました。

確かに家電など買うと、段ボールの中に発泡スチロールなど様々な素材の梱包材が入ってますよね。それが全部段ボールになれば、ごみ出しも楽になりますね。

段ボールはほぼ100%リサイクルされているので、環境への不可も少ないです。企業としては環境に配慮しているという姿勢も見せることもできますし、段ボールを使う方がコストを押さえられるというメリットもあります。

世の中の流れを受けて、梱包業界にも「脱プラスチック」の流れがきているんですね。某コーヒーショップのストローが紙製になったというニュースが話題になりましたが、梱包材の方が面積も大きいし、「脱プラスチック」による環境へのインパクトが大きいと思うので、もっと話題になって欲しいですね。

小さいところからの方が変えやすいという事情もあるかもしれないですね。当社としてもっとアピールしていかなければいけないですね(笑)

工場内風景

工場内風景

FSC認証マークがついた段ボールを当たり前にしたい

出羽紙器製作所さんでは、FSC認証材の段ボールを使っており、希望すれば無料でマークを印刷してくださいますね。今回作ったソーラーフードドライヤーにもつけて頂きました。

FSC(森林管理評議会)とは…森林の管理や伐採が、環境や地域社会に配慮して行われているかを評価する、国際的な非営利団体のこと。出羽紙器製作所では、FSC認証材で作られた段ボールを使用しており、希望すれば段ボールにマークを無料で印字してもらえる。

今回の取り組みにぴったりだと思い提案させて頂きました。段ボールは紙で作られており、紙は木を原料にしています。段ボールを取り扱う企業として、正しく伐採された木からできた段ボールを使うことが、森林を守ることにつながるのではないかと考え、2017年10月にFSC認証マークを取得しました。こちらが、認証の証明書ですね。

FSC認証マーク 認証書

FSC認証マーク 認証書

大手が出しているティッシュ箱にはFSC認証マークがついているので、見たことがある人もいるかもしれませんが、まだまだ認知度は低いですね。

私たちも今、会社一丸となってお客様にこの取り組みを知って頂くよう営業をしてます。将来的には、業界全体でFSC認証マークがついた段ボールを使うことが当たり前になったらいいなと思っています。

FSC認証マークがついた段ボールを使うだけで、森林や環境に配慮したアクションができるところがいいですね。

当社のサービスも、太陽光発電というグリーンエネルギー活動に、スマホで簡単に250円から参加できるという小さなアクションから始められることを大事にしています。

「環境問題をどうやって自分事化してもらえるか」当社では大きな課題だと思っています。業界は違いますが、FSC認証マークはそのきっかけになるのではないかと期待しちゃいますね。

環境に災害…社会課題に応えられる製品をスピード感を持って提案していきたい

出羽紙器製作所さんが今後考えていることを教えてもらえますか。

当社は1959年に創業し、昨年60周年を迎えたのですが、今の代表の小林が2016年に就任してから大きな変化がありました。1つは先ほどお話したFSC認証マークの取得で、もう1つは社内に「ブライトデザイン課」を作り、デザイナーの採用を強化したり、サンプルカッターなどの機材を導入したことです。これによって企画力・提案力がさらに向上し、社内でも段ボールで色々なものがつくれると意識が大きく変わりました。

既存の梱包材だけではなく、今後は災害の時などに避難所で使える段ボール製の簡易ベッドや、パーテーションなど、社会課題に応えられる製品をスピード感持って提案していきたいです。

世の中の半歩先を見て提案し続けることはもちろん、お客様が「こうしてくれたらいいのになぁ」と思っていること、私たちはそれを「潜在ウォンツ」と呼んでいます。

世の中とお客様の「潜在ウォンツ」をうまく形にできたのが、先ほど紹介したコロナ対策用の段ボール製のパーテーションでした。最初はこういった商品があれば世の中のお役に立てるのではないかと、直観めいたものに突き動かされて作っていたのですが、いざ身近なお取引様などに紹介したら、予想以上の反響がありました。沢山のお客様に使って頂け、現在は販売数が30万台を突破しました。今後もお客様が望んでいることを引き出して、良い形にして提案したいと思っています。

世の中や社会課題に応えたいという想いを持って、スピーディーに対応するところは、取り扱っている製品やサービスが異なりますが、共通するところが多くて、今回一緒に取り組みをさせて頂けてとても良かったです。

ソーラーフードドライヤーだけではなく、今後も第二弾、第三弾と一緒に取り組みができたらうれしいです。今回はどうもありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。

対談風景

対談風景

インタビューを終えて

はじめてのものづくりは大変でしたが、出羽紙器製作所さんの提案力やスピーディーな対応のお陰で、無事完成させることができました。業界は全く異なるのに、考え方が近い部分や、環境に対する姿勢など、共通する部分が沢山あり、またぜひ一緒に取り組みを行いたいです。