「目標は再生可能エネルギー100%での6次産業化」株式会社ララキノコ 代表取締役 伊藤 傑 インタビュー - CHANGE(チェンジ)

私たちの想い 03

「目標は再生可能エネルギー100%での6次産業化」
株式会社ララキノコ
代表取締役 伊藤 傑 インタビュー

株式会社ララキノコ 代表取締役 伊藤 傑 インタビュー

弊社のサービス「CHANGE(チェンジ)」をもっと多くの方に届けたく、CHANGEへの想いを語ってもらうインタビューの第三弾。今回は、弊社のソーラーパネルの下での農業を一手に担っている、株式会社ララキノコ代表取締役の伊藤傑に、CHANGEが描く農業の未来を語ってもらいました。

株式会社ララキノコ 代表取締役 伊藤 傑

伊藤 傑(いとう たけし)

昭和53年生まれ。静岡県立浜松湖東高等学校卒業。2018年7月、株式会社ララキノコを設立、代表取締役に就任。主にソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の農地にて農業を展開している。通称キルジ。千葉県在住、5児の父。

現在の業務内容を教えてください。

SOLAVEGE(ソラベジ)

SOLAVEGE(ソラベジ)

株式会社ララキノコは農業の会社なのですが、ソーラーシェアリング※1といって、農地に設置した太陽光パネルの下で野菜を作って栽培しています。耕作面積およそ7ヘクタール(70,000平米)中、9割程度の畑に太陽光パネルが設置してあります(2020年2月現在)。

現在は千葉県長生郡睦沢町に畑がありますが、今後他の地域にも展開予定です。栽培品目は小松菜、ブロッコリー、カブ、サツマイモ、ミョウガ、カボチャなどになります。栽培した野菜は「ソラベジ」(ソーラーシェアリングベジタブルからとったネーミング)というブランドで販売しています。

※1 ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)とは、農地の上に太陽光パネルを設置して、農業を続けながら太陽光発電も一緒に行う手法のこと。

千葉県睦沢町のソーラーシェアリング農場

千葉県睦沢町のソーラーシェアリング農場

ソーラーシェアリングの農業で大変なことや、やりがいはどんなところですか?

太陽光パネルが設置してありますので、普通の畑と違って移動がスムーズにできないなどの難しさはあります。また、弊社は耕作放棄地を再生させて作物を育てることが多いのですが、石や雑草、低灌木などを掘り起こし、拾い集めて畑から外に出すなど、その再生作業は大変です。

一方で、耕作放棄地だった場所を生き返らすことができると、町が綺麗になるのでやりがいを感じます。これは私の感覚なのですが、ソーラーシェアリングの畑は景色が綺麗なんですよ。土の茶色、作物の緑、空の青の中にソーラーパネルがぴーんと入っていると、自然と科学の融合という感じがします。

耕作放棄地から掘り出した石

耕作放棄地から掘り出した石

CHANGE(チェンジ)の魅力を教えてください。

CHANGE(チェンジ)は1ワット(250円程度)から購入できるということで、普通の人でも再生可能エネルギーにとっつきやすくなるということだと思います。

CHANGEを通してクリーンエネルギーに親しみを持ってくれた方が、我々のやっているソーラーシェアリングにも興味を持つようになり、ソーラーシェアリングが広がって耕作放棄地も減る、そんな良い連鎖が生まれることを想像しています。

ソーラーシェアリングの農作業風景

ソーラーシェアリングの農作業風景

ララキノコの今後の展開を教えてください。

化石燃料に頼らない農業を目指しています。目標は再生可能エネルギー100%での6次産業化※2です。畑に設置したソーラーパネルの電力で、農作業機械や食品加工設備を動かしていく事業モデルを構築したいと思っています。

この事業モデルが完成すれば、農業未経験でも誰もがソーラーシェアリングで健全な農業経営ができるようになります。我々のモデルが農業の「きつい、汚い、苦しい」といったイメージからの脱却に繋がればと。

もうすぐ弊社でもソーラーハウス(太陽光パネルが屋根についている農業用ハウス)が完成しますので、再生可能エネルギー100%での6次産業化を目指し、動きを加速させていけると思います。

※2 6次産業化とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開し、生産物の価値を上げていく取り組みのこと。

ソーラーシェアリングの農作業風景

ソーラーシェアリングの農作業風景

最後に、「CHANGE」に興味を持ってくださっている方に一言お願いします。

CHANGEを購入してくださるお客様、地球環境を考えてくださるお客様、再生可能エネルギーに興味をお持ちのお客様が、太陽光パネルの下で育っている農作物にも興味を持っていただけると嬉しいです。「太陽光パネルの日陰になってしまい、ちゃんとした作物ができないのでは?」と質問されることがよくありますが、しっかり美味しい野菜ができるんです。

耕作放棄地だったところにソーラーハウスができて、おいしい野菜ができて、農業従事者も増えて、多くの喜びを産み出す、そんな未来を描いています。大きい目標ですが、そこにチェンジのお客様もいて、流れが加速して、その流れに多くの方が参加してくださったら良いなと思います。

CHANGE(チェンジ)のお客様が、ご自身の持っている太陽光発電所を見に来られて、さらにその下で農業体験なんかもしていただけたらいいですね。

CHANGE(チェンジ)と一緒に、「地球環境に特化した新鮮野菜」も是非ご賞味あれ!

ソーラーシェアリングで収穫した小松菜

ソーラーシェアリングで収穫した小松菜

農業の大きな課題は、労働単価が安く所得が低いことなのですが、ソーラーシェアリングはその突破口の一つとなる可能性を秘めています。CHANGEのお客様、農業従事者、野菜を召し上がるお客様など大勢が幸せになる仕組みづくりを目指している、株式会社ララキノコの今後に注目です。