私たちの想い 10
「実は元々、環境問題懐疑派だったんです」
CTO 玉置 龍範(後編)

2020年6月16日
インタビュー・構成:中村 雄季
※このインタビューは2020年6月16日時点のものです。
6月は「環境月間」です。「CHANGE環境月間キャンペーン」のスペシャルコンテンツとして週2本お届けしている弊社のエンジニアインタビュー、今回はCTO玉置のインタビュー後編をお届けいたします。
前編ではCHANGE(チェンジ)立ち上げの経緯、サーバーにScala(スカラ)を選んだ理由などをお伝えしました。後編は「エンジニアとして日々意識していること」「エネルギー問題に対する考え」といったテーマで語ってもらいました。

玉置 龍範(たまき たつのり)
株式会社チェンジ・ザ・ワールド CTO(Chief Technology Officer)、執行役員。
1976年、東京都新宿区北新宿育ち。
新宿区立新宿西戸山中学校、東京都立千歳高等学校卒業後、バイク便の配車のアルバイトを6年間続ける。24歳のときに友人から「24歳だったら、どんな仕事だってできるよ」と言われ、高校時代に趣味でやっていたプログラミングを一生涯の仕事にすることを決意し、「人3倍頑張る」と誓いをたてプログラマーに転職。それから20年経った今でも、現役のプログラマーを続けている。
株式会社チェンジ・ザ・ワールドに着任以来、2週間ごとに山形県酒田市と東京都小平市を往復し、2拠点居住生活を続けている。
趣味はプログラムを書くことと、カメラ、ゲーム、瞑想、ジョギングなど。2020年の標語は「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」。1児の父。社内のあだ名は「タマニチェンコ」
エンジニアとして日々意識していることはありますか?
一緒に仕事をしていると分かると思いますが、私って非常にめんどくさいタイプの人間じゃないですか。
私が何かしてることに、意識してないことってあまりないんですよ。
全てやることは必ず何か「狙い・期待している結果」があってやっているので、その質問に答えるのは難しいですね、山ほどあるみたいな感じです。まずは、「無為無策にやらず、知識には貪欲である続ける」ということでしょうか。
CHANGE(チェンジ)に関していうと、お客様に対して誠意をもって接するということです。「我々は信念を持って正しい事をやっている」というところは前提として持っています。後は誠意をもってサービスを作り、お客様に提供することができれば伝わると信じています。

「ありとあらゆることに精通している必要がある」と勉強を続ける玉置
ゼロから立ち上げたCHANGE(チェンジ)への思い入れを教えてください。
一つ目には単純に、自分達で立ち上げたサービスを多くの方が使っていただき、共感いただき、ファンでいてくださるというのは大きな喜びです。
二つ目として、エネルギーミックスの一翼を担う存在になりたいと始めたCHANGE(チェンジ)ですが、微力ながら再生可能エネルギーの普及に貢献できているというのは非常にやりがいのあるところです。
実は私は元々、割と環境問題懐疑派だったんです。なので、弊社代表の池田からリクルートされた時にエネルギー問題について調べました。
その結果、太陽光発電や風力発電は夢のエネルギーではないけれども、火力・原子力発電とメリットデメリットを比べて考えると再生可能エネルギーの割合を増やす必要があるという結論に達しました。
このまま放射性廃棄物を出しながら原子力発電を続けるのも良くないですし、外国から石油や石炭を輸入して、火を燃やして電気を作るのもあまりよくないです。
かといってこれらを無くすことはできないけど、エネルギーミックスという観点で再生可能エネルギーはもっと必要です。

開発チームの皆で海ランチをしたひとこま。良好な地球環境があってこそ。
エネルギーミックスを進めるべき理由を教えてください。
火力発電の問題は、やはりCO2排出による地球温暖化です。地球が温暖化しているかどうか、その原因が温室効果ガスかどうかについては異論を言う方もたくさんいらっしゃいますが、私は実際起きていると思っています。
地球が温暖化しているのは間違いなくて、海洋は温暖化に加え酸化もしています。南極・北極の氷は、複雑なメカニズムにより一部増えているという現象もありますが、総量として減っています。
そして、人類がものすごい量のCO2を出しているというのは疑いようのない事実で、グラフにすると、今までの一億年と直近500年で直角のL字型になります。
もう一点、火力発電に関しては、日本の場合国富が何兆円という単位で流出していますので、そこを少しでも和らげるという意味でも太陽光発電所は貢献できると思います。
原子力発電の問題は放射性廃棄物です。これに関してはいまだ解決の目途もつかないままに人類は利用し続けています。
以上の理由から、火力と原子力をなるべく減らし、再生可能エネルギーを少なくとも1/3くらい、ゆくゆくは半分くらいにまで増やし、エネルギーの供給源として一翼を担う存在にしなければいけないと考えます。

次の世代に豊かな地球を残したい
最後にCHANGE(チェンジ)のお客様に一言お願いします。
チェンジを毎度ご利用いただき本当にありがとうございます。
ご利用いただいている方には、CHANGE(チェンジ)の意義に賛同し応援してくださっている方も多いかと思います。
これからもCHANGE(チェンジ)は「経済合理性」と「環境貢献」という両輪を大切に、誠意をもってサービスを提供してまいります。是非今後ともよろしくお願いいたします。
CTO玉置は常に「知らないことは恥としろ。誰かと話していて、自分が知らないことを相手が知っていたら腹を切れ。」とチームメンバーに求め続けます。それは弊社チェンジ・ザ・ワールドの「世界を変える」という目標を本気で追っているからこその愛のムチ。
我々CHANGE(チェンジ)チームは今後とも、「経済合理性」と「環境貢献」という両輪を通してお客様に喜んでいただけるサービスを提供できるよう、精進してまいります!
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